2024年から「新NISA」がスタートし、これまで以上に資産形成を始めやすい環境が整いました。
特に30代の方にとっては、「まだ遅くない、むしろ今がチャンス」といえる制度です。
この記事では、初心者の方でも迷わずに始められるように、新NISAの基本と始め方を 5つのステップ に分けて解説いたします。
私自身も2024年に楽天証券で新NISA口座を開設し、現在は少額から積み立てを続けています。その体験も交えながらご紹介いたします。
新NISAとは?(30代が注目すべき理由)
新NISAは「少額投資非課税制度」のことです。投資で得られる利益に通常かかる約20%の税金が、一定額まで非課税になる制度です。
旧NISAとの違い(ざっくり比較)
項目 | 旧NISA | 新NISA |
---|---|---|
非課税期間 | 5年または20年 | 無期限 |
年間投資枠 | 最大120万円 | 最大360万円 |
投資枠 | 一般/つみたて | 成長投資枠+つみたて投資枠 |
特にポイントは 非課税期間が無期限 になったことです。
「いつ売っても課税されない」ため、長期投資に取り組みやすくなりました。
30代の方にとっては、これから20年、30年と運用できる期間が残されています。複利の効果を考えると、むしろ今から始めるのが一番効率的だといえるでしょう。
なぜ30代から始めるべきか
30代は、
- 収入が安定しやすい
- 運用できる期間が20~30年以上残っている
- 複利の効果を最大化できる
という意味で、「NISA黄金世代」です。
例えば、毎月5万円を年利5%で30年積み立てると、元本1,800万円が約4,200万円に。
この利益約2,400万円にかかる税金(約480万円)をゼロにできるのはかなり強いです。
新NISAの始め方|5ステップで解説
初心者の方でも迷わないように、始め方を5ステップで整理しました。
ステップ1:証券口座を選ぶ
楽天証券、SBI証券、マネックス証券などのネット証券が人気です。私はSBI証券を使っています。
スマホだけで開設可能で、維持費は無料。
ステップ2:口座開設を申し込む
マイナンバーカードと本人確認書類があれば、10分ほどで手続きできます。
ステップ3:毎月の積立額を決める
生活に無理のない範囲で。おすすめは手取り収入の10%前後。
ステップ4:投資信託を選ぶ
「何を買えばいいのか分からない」という方が多いと思います。代表的な商品はこちらです。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 楽天・全米株式インデックス
私は最初に eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) を選びました。理由は「1本で主要企業に分散投資できる」からです。全世界株よりもリスクは高いですが、年齢的にまだまだ長期投資が可能なためリスクを抑えられると思い、米国株を選びました。今のところ毎月1万円を積み立てていますが、気軽に続けられています。
ステップ5:投資信託を購入する
最初は少額(月1万円程度)から始めるのがおすすめです。
失敗しないためのポイント
- 短期で成果を求めない:値動きに一喜一憂せず10年以上継続
- 商品を頻繁に乗り換えない:長期運用が前提
- 生活防衛資金は別に確保:生活費6か月分は現金で
よくある疑問Q&A
Q:少額からでも始められますか?
→ はい。月100円から積み立て可能です。
Q:損をすることはありますか?
→ 短期では変動しますが、長期ではプラスになりやすい傾向があります。
Q:途中でお金を引き出せますか?
→ 可能です。ただし「長期運用」が基本です。
Q:夫婦で口座を作れますか?
→ はい。NISAは「1人1口座」なので、ご夫婦それぞれで開設可能です。
まとめ
新NISAは、投資経験ゼロでも始めやすく、長期で大きな資産形成が可能な制度です。
30代は時間の武器をフル活用できる最後の入り口。
2025年こそ、自分の未来のために「まずは口座開設」から一歩踏み出すのがおすすめです。
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